月別アーカイブ: 2024年12月

ファミコン世界大会

ファミコンソフトのタイムアタックをするゲーム。
初代スーパーマリオやエキサイトバイクなどのレトロゲームを楽しめます。
世界中でランキングを競いますが、世界は遠すぎて、ランキングを競うレベルにまで行けません。

レッドアラーム

私が最も好きなコンピュータゲームはバーチャルボーイのレッドアラームです。
いまどきの言葉で言えばFPSでしょうか。ワイヤーフレームで描かれる空間でのシューティングです。
RTA in Japan 2024とのイベントでレッドアラームのRTA(Real Time Attack)をやっている動画を見て、懐かしくなり、何年ぶりかにプレイしてみました。

この動画を見て、知らなかった場面が多数ありました。
時代を超えて楽しんでいます。

バーチャルボーイを修理

バーチャルボーイが壊れてしまったため、修理しました。
状況としては、電源は入るものの、音だけが鳴り、画面がチカチカして表示できないとの状況です。

バーチャルボーイは1995年に発売されたゲーム機で、発売から29年が経過しているため、現在は任天堂も修理も受け付けていません。
任天堂のレトロゲーム機で使われていたネジ用のドライバーで分解してみても、壊れている部品は見つからす、困った時のKure エレクトリッククリーナーで洗ってみてもどうにもならず、経年劣化で壊れてしまったので仕方ないかと考えていました。

しかしよく調べてみると、そもそも任天堂が製品製造過程において経費削減のために耐久性を犠牲にして本来はハンダ付けするべき箇所を接着剤で接合したらしいとのことがわかりました。
画像生成部分(eyepiece)の部品とリボンケーブルの接合部分の結合に接着剤を使っており、その接着剤が経年劣化で剥がれてしまい、画面がチカチカしてしまう故障が頻発しているらしいです。
その結合部分を直せば直るそうです。

接着剤を剥がしてハンダで部品とハンダ付けし直す方法が最適な修理方法のようですが、細かいミリ単位のハンダ付けは電子工作に慣れていないと難しそうです。他の方法として、靴下用のアイロンで熱して接着剤部分を付け直す方法や、部品を丸ごとオーブンに入れて熱して接着剤を溶かして再接合する方法があるようで、Youtubeやブログに記載があります。
ただ、どの方法も難しそうですし、部品を壊してしまうリスクもあります。

Facebookのバーチャルボーイコミュニティで聞いてみると、アメリカのオハイオ州にレトロゲームの修理をしているCARDOSI CUSTOMSという業者があり、そこがバーチャルボーイの修理を受け付けているとの情報を得ました。
自前でハンダ付けしようとも考えましたが難しく、その業者に修理を注文して、画像生成部品のみを送り、修理してもらうことにしました。
その業者はリボンケーブルを自作しており、自作リボンケーブルと画像生成部品をハンダ付けして送付し直してくれました。リボンケーブルの販売とハンダ付け作業の代行サービスです。

メールでやりとりして送って2週間後に受け取り、

eyepatch & ribbon cableScreenshot

その部品をバーチャルボーイに付け直すことで、修理できました。

VB Inside with cardsi ribbon cableScreenshot

29年の時を超え、懐かしさと今もなお感じる斬新さのバーチャルボーイのゲームを楽しめています。